わたしは

沖縄 久米島で暮らして
since1987
こんなに長く居ようとかここで子育てをしてとかそんなことちっとも
考えてなかったんだけど。
遊びに来た久米島の青い海があんまり綺麗で、何も考えず ノープランで
こんなところで暮らしたい ちょっといたいとおもったのです
それがハタチの夏
それですぐに久米島で暮らしだし
ウインドサーフィンをはじめて友達ができて毎日海で遊んで
いるうちに、もうずいぶん経っちゃったんだよね
ウインド ヨット ダイビング 貝殻拾い 波のり
そして
パラグライダー カイトサーフィン ウイングフォイル
すべては風の島久米島だからこその遊びばかり
40年近く毎日遊んでも遊び足りない海と風
島の遊びの中で面白そうと思いつきで始めた椰子の葉の帽子編み
から始まった遊びはとうとうアダンの葉っぱ帽子復活なんてことに
いきつきました
何かを目指していたわけでもなく
ただ 風の吹くままに風の声のままにしたいことをしてきただけですが
私がやりたくてやって来ただけのことが沖縄では絶滅しかけていた
技術だったことや周りの人の応援もあって
せっかく復活した帽子編みを沖縄のみならず
奄美 小笠原など材料の豊富にある地域の人達と
シェアしていけたらいいなと
みんなで楽しんでいけたらいいなとおもってきました
その想いはいま広がり始め
沖縄の島々 石垣 西表 宮古 本島はじめ
本州や九州 四国 北海道 奄美 そしてサイパンへも
技術が伝達しています
私個人は
今から100年後 椰子の木の木陰で
笑いながら帽子編みをし子守をしおしゃべりをしている人たちがいること
アダン編みが技術として認められ
ウィーバー(編み手)たちの少しの収入となっていたら
いいなと願っています
ついでに 伝統工芸士として認められていたら最高だなと。
”しあわせとはなにか 贅沢とは何か”
私が思う幸せとか贅沢とかいうのは
毎日お布団を干して 子どもを預けず手元に置いて
昼寝している子供のそばで
遊んでいる子どもたちを見守りながら
アダンを編むことで少しの収入になり
お母さんが作ったご飯や釣った魚を一緒に食べて
のんびりと暮らすというようなレイドバックした時間のなかで
いきることです
たとえおうちが新築でも、そのために週末も夜も親はシゴトで
家族が家にいる時間はない
子どもはちょっとくらい鼻水垂らしてても保育園やすむな
とか
親は社長でお金があり毎日外食
なんていうのは、私個人は贅沢とはおもえない
と思ってるんだけど。まぁそれは置いといて。
このウェブサイトを通して環太平洋のパナマ帽子について知ってもらい
青い海 青い空 風の匂いを少しでも感じてもらえたら嬉しいです
沖縄県久米島 木村麗子



